シマンテック製ウイルス対策ソフトの更新状況を監視する管理サービス「SAMS」

サイバーソリューションは、シマンテックのウイルス対策製品を導入している顧客の定義ファイルのアップデート状況やウイルス感染状況を監視する「SAMS」サービスを発表した。

» 2004年12月02日 00時39分 公開
[ITmedia]

 サイバーソリューションは12月1日、シマンテックのウイルス対策製品を導入している顧客向けに、定義ファイルのアップデート状況やウイルス感染状況を監視し、必要に応じてレポートやアラートメールを提供するサービス「SAMS(Secured Anti-virus Monitoring Service)」を発表した。

 このサービスは、「Norton AntiVirus Corporate Edition 7.6」や「Symantec AntiVirus Corporate Edition 8.0/8.1/9.0」「Symantec Client Security 2.0」といったシマンテック製品を利用している企業のウイルス対策/運用/管理を支援するものだ。他のウイルス対策ソフトとの共存は行えない。

 ウイルス対策においては定義ファイルを常に最新の状態に維持しておくことが重要なポイントとなるが、これを徹底させるのはなかなか困難だ。SAMSは、サイバーソリューションの監視センターから、専用エージェントを通じて顧客が保有しているPCを監視し、定義ファイルのアップデートを怠っていたりウイルスに感染してしまった端末を検出することで、社内の対応状況を的確に把握できるように支援するほか、月次レポートや警報などを提供する。

 ウイルス侵入などの事態が発生し、自社だけでの対応が困難な場合には、別途オムロンフィールドエンジニアリングによるオンサイトでの駆除/復旧作業を受けることができる。この作業費の一部は、東京海上日動火災のウイルス保険で補われる仕組みだ。

 同社では、有料でのサービスは2005年2月1日より開始する計画で、初年度3億円の売り上げを見込んでいる。

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