メディアラボは、Windows上で動作するcoLinuxベースのディストリビューションシリーズの第2弾として「Linux MLD mini 3.0 F」を発売した。
メディアラボは12月13日、Windows上で動作するcoLinuxベースのディストリビューションシリーズの第2弾として「Linux MLD mini 3.0 F」を発売した。20004年9月に発売された「Linux MLD mini 3.0 D」に次ぐ製品となる。MLDは「Media Lab. Distribution」の略。
同製品はFedoraCore3をベースにしたCD-ROM1枚サイズのコンパクトなディストリビューション。apt-getコマンドやyumコマンドでFreshRPMSリポジトリからアプリケーションの追加やアップデートが行える。
仮想的に動作するOSであるcolinuxを採用しており、Windowsから簡単にインストールできるだけでなく、Windowsと同時にLinuxを利用できる。また、現状のcolinuxはWindows上に別途Xサーバが必要となるが、同製品では、XFree86、Cygwinの技術をベースにした、Windows用Xサーバソフトウェア「かんたんXサーバスタータキット+IMEプロキシ」をバンドルしている。
そのほか、colinuxは仮想的なネットワークインターフェースを使用するが、通常のNICと同様にMACアドレスが必要となる。このため同製品には正式なMACアドレスが付属しており、インストール時にそれを入力することで、ネットワークを利用可能としている。
colinuxは起動のための設定やネットワークの設定が通常のLinuxとは異なる。そのため、colinuxの設定やXサーバとの接続方法などを中心に分かりやすく解説したPDF形式のマニュアルが付属している。
価格は5250円で、同社Webサイトからの直販方式(送料、配送手数料は無料)。
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