RSAセキュリティ、電子証明書の「検証局」を実現する「RSA Validation Solution」発売

RSAセキュリティは、電子証明書の有効性を確認する「検証局」の機能を提供する「RSA Validation Solution」の販売を開始した。

» 2004年12月20日 21時52分 公開
[ITmedia]

 RSAセキュリティは12月20日より、電子証明書の有効性を確認する「検証局」の機能を実現する「RSA Validation Solution」の販売を開始した。2005年からは、RSA Validation Solutionの管理者向けトレーニングコースも開講する。

 電子証明書の運用においては、その証明書が定められた期限内にある有効なものか、失効していないかどうかを確認する作業が求められる。検証局は、さまざまな認証局が発行した電子証明書の有効性を、CRL(証明書失効リスト)やその検索をリアルタイムに行うOCSP(Online Certificate Status Protocol)を用いて確認する役割を担う。

 RSA Validation Solutionは、この確認作業を高速に行うための製品だ。検証局として動作する「RSA Validation Manager」と、エンドユーザーのPCにインストールするOCSPクライアントモジュール「RSA Validation Client」から構成されている。

 特徴としては、RSAセキュリティの認証局製品「RSA Keon Certificate Authority」のほか、マイクロソフトの認証局製品などとの連携が可能なこと、クライアントモジュールがMicrosoft CAPIをサポートしていることから、CAPIを利用しているWindowsアプリケーションとの統合がシームレスに行えることなどが挙げられる。また、検証要求を受け付けるOCSPレスポンダを分散配置することで、大規模な環境での運用も可能だ。

 RSA Validation ManagerはSolaris 8/Windows 2000/Windows 2003 Serverに、またRSA Validation Clientは、Windows 2000/XP/Windows 2003 Serverに対応している。価格は100ユーザーの場合で、1ユーザーあたり3080円から。

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