RFIDタグの収益は2009年に28億ドル規模に――In-Stat予想

RFIDタグによる収益は2009年には28億ドルに拡大する見通しだ。携帯電話に次いで、ワイヤレス技術として最も広く普及すると見られている。

» 2005年01月13日 08時29分 公開
[ITmedia]

 調査会社米In-Statが1月12日発表した報告書によれば、RFIDタグによる収益は2004年の3億ドルから、2009年には28億ドルに拡大する見通しだ。RFIDは携帯電話に次いで、ワイヤレス技術として最も広く普及することになりそうだと解説している。

 2009年までの間にRFIDタグは多くの業界で導入され、ビジネスプロセスの効率化に多大な影響を与えると報告書は指摘。RFIDタグとラベルの導入はカートン/サプライチェーンの分野が最大数を占め、次いで消費財の分野になると予想している。

 ただ、現在ではまだRFIDタグの価格が15セントから高いものでは100ドル強もするため、この技術が広く普及するまでにはあと2年ほどかかりそうだとIn-Stat。導入に当たっては依然プライバシーが問題になる場合も多く、各国で関連の法的問題の整理に当たっているところだという。

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