3番目は、検索したい商品の種類を指定します。Blendedを指定すると、すべての商品から検索されますが、1種類あたりの商品数が少なくなってしまうため、詳細検索の際には商品種別を指定する必要があります。指定できる商品種類は、Amazonの国ごとに異なるのですが、日本では下記の種類が指定できるようです。最近、日本でも取り扱いを始めた、おもちゃ&ホビーもあります。
&SearchIndex : 商品の種類 | |
&SearchIndex= |
Blended (すべての商品) Books (和書) Music (音楽) MusicTracks (曲名から調べる) Classical (クラシック音楽) Video (DVD&VHS) DVD (DVD) VHS (VHS) VideoGames (ゲーム) Electronics (家電 エレクトロニクス) Kitchen (ホーム&キッチン) Toys (おもちゃ&ホビー) Software (PC ソフトウェア) |
4番目は、取得するページ指定です。キーワード検索を実行すると、指定したキーワードにマッチする商品が複数、検索結果として取得できます。
1リクエストにつき10商品が検索結果として返ってきますので、ページ送りのように「Page=」を指定することで、すべての検索結果を表示することが可能です。ただし、特定ページを指定する必要がない場合でも、「Page=1」と指定しておく必要があります。
Page : 取得する検索結果のページ指定 | |
&Page= | 1 (1〜検索結果の数に応じて任意の数字) |
ここまでは、ほとんどのRESTリクエストに共通の項目です。次に、検索キーとなる値を指定します。こちらはOperationパラメータの種類によって、指定するものが変わります。ひとまず最もよく使いそうなものを紹介しましょう。
「Operation=ItemSearch」を指定した場合は、キーワードによる検索か、「BrowseNode」指定による、ベストセラー商品の検索をよく利用するでしょう。「&Keywords=」、あるいは「&BrowseNode」のどちらかを指定して検索します。
Operation=ItemSearchの場合の検索キー | |
&Keywords= | 検索したいキーワード |
&BrowseNode= | BrowseNode番号 (Amazonのカテゴリごとのベストセラーを取得) |
最後に、検索結果をどのようなフォーマットで取得したいかを指定します。主には、2種類のフォーマットが想定できるでしょう。PerlやPHPなどスクリプトで処理するためにXMLデータで取得したい場合と、ブラウザでそのまま表示するためにHTMLとして出力したい場合です。
ContentType : 出力するフォーマット | |
&ContentType= |
text/xml (結果をXMLで取得したい場合) text/html (結果をHTMLで取得したい場合) |
ところでHTMLとして出力する場合に、どのような方法で商品情報のXMLをHTMLに変換するのでしょうか? これを実現するのがAmazonのXSLT機能です。XSLTは、XMLを別のフォーマットに変換するスタイルシートの役割を果たします。
作成したXSLTファイルを、自分のサーバなどにアップロードして、そのURLをECS 4.0のRESTパラメータとして指定することができます。ECS 4.0のサーバは、URLで指定されたXSLTを読み込み、商品情報XMLを自動的にHTMLに変換して出力することも可能です。
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