DNS検索でフィッシング詐欺を防ぐツール、シンセキュアが無償で提供

シンセキュアは、Webブラウザの接続先をDNS検索で確認してフィッシング詐欺を防ぐツール「SecureVM for AntiPhishing」の無償提供を開始した。

» 2005年02月09日 20時27分 公開
[ITmedia]

 シンセキュアは2月9日、実際の接続先を確認してフィッシング詐欺を防ぐツール「SecureVM for AntiPhishing」の無償提供を開始した。同社Webサイトより無償でダウンロードできる。

 SecureVM for AntiPhishingは、同社が開発したセキュリティ製品「SecureVM」の技術を活用したフィッシング対策ツールだ。アクセス先のDNSの逆引き/正引きを行い、結果が矛盾しないかどうかをチェックして正しいサイトかどうかを検証する。また、詐欺サイトを登録したブラックリストと、信頼できるサイトを記したホワイトリストも併用し、詐欺サイトを見抜く仕組みだ。

 もしブラックリストに登録されているフィッシング詐欺サイトにアクセスした場合は、ポップアップウィンドウを表示して警告する。電子メールなどを用いてニセのWebサイトに誘導する伝統的なタイプのフィッシングだけでなく、JavaScriptを悪用するテクニックなどにも有効だという。

 特徴は、Internet Explorerはもちろん、Firefox、Operaなど、Webブラウザの種類を問わずに利用できること。対応OSはWindows 2000/XP、Windows 2003 Serverとなる。

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