IBM、データベースでオープンソースPHPをサポート

IBMはZend Technologiesと提携し、PHP開発・製造環境「Zend Core for IBM」の共同開発に当たると発表した。

» 2005年02月26日 07時19分 公開
[ITmedia]

 米IBMは2月25日、PHPアプリ開発ツール提供企業Zend Technologiesとの提携を発表した。PHP言語をベースとしたアプリケーションとサービスの開発・導入促進を目指し、PHP開発・製造環境「Zend Core for IBM」の共同開発に当たる。

 Zend Core for IBMでは、Apache Software Foundation Derbyを基盤としたIBMのCloudscapeデータベースと、ZendのオープンソースPHP環境を統合。サービス指向アーキテクチャ(SOA)の採用拡大に対応してWebサービスとXMLをネイティブサポートする。

 PHPは人気の高いWebプログラミング言語であるため、Zend Core for IBMの提供によって、IBMのCloudscapeに対するデベロッパーの支持は大幅に高まるとIBMは解説。PHPとJavaという主要Web開発言語を両方とも統合型データベースソリューションでサポートするベンダーは業界で初めてだとしている。

 Zend Core for IBMは4〜6月期中に、DB2とCloudscapeの製品サイトおよびIBMの開発者向けポータルを通じて無償ダウンロードが開始される計画。サポートとアップデートはZendが直接提供に当たる。

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