レッドハット、横国大と協力しレッドハットアカデミーパイロットプログラムを開始

レッドハットは横浜国立大学工学部電子情報工学科と協力し、独自のe-Learningシステムであるレッドハットアカデミーパイロットプログラムを実施することを発表した。

» 2005年03月30日 15時41分 公開
[ITmedia]

 レッドハットは3月30日、横浜国立大学工学部電子情報工学科と協力し、レッドハットアカデミーパイロットプログラムを同学科学生に対して開始することを発表した。

 レッドハットアカデミーはRed HatがRed Hat資格認定コースの一環として実施していたラボでの研修トレーニングのノウハウを生かした独自のe-Learningシステムで、2004年から英語圏で開始されている。一般的には大学・専門学校向けの技術研修コースとして位置づけられており、すでに英語圏各国の約100校の大学や専門学校において実施されている。単純な択一式のラーニングスタイルではなく、正確なコマンドが入力されているかなどを能動的に判別できる機能を備えることで、ローカルチューターがよりきめ細かい技術指導を行うことを可能としているのが特徴。

 横国大では2004年の春ごろからこの案を検討、具体的な話をレッドハットと詰めていき、2005年の2月に実際に参加する学生を募った。結果、16名の大学生が春休みの期間を利用してこのパイロットプログラムに参加している。

 横浜大では、Linuxおよびオープンソースに注目していることに加え、「技術的な情報をいかに早く持ってくるか」ということに重点を置いている。このため、同プログラムも英語環境のまま実施されており、英語圏の情報に触れる機会に備えたものとなっている。なお、今回はパイロットプログラムのため採用されていないが、同プログラムのアウトプットにはRHCTの資格を得ることができるオプションも用意されている。

 同プログラムは4月中旬まで続く予定で、その成果を勘案した予算請求を行い、平成18年度から本格的なレッドハットアカデミーコースを実施していく予定となっている。

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