オーク情報システム、中小規模企業向けに小型化図ったパケット記録システム

オーク情報システムは、外部とやり取りされるパケットをすべて記録、保存する情報漏えい対策装置「NetEvidence for Small Office」の販売を開始した。

» 2005年04月18日 19時57分 公開
[ITmedia]

 オーク情報システムは4月より、ネットワーク経由で外部とやり取りされるパケットをすべて記録、保存する情報漏えい対策装置「NetEvidence」のエントリーモデルとなる「NetEvidence for Small Office」の販売を開始した。

 NetEvidenceは、企業が外部とやり取りする電子メールやWebアクセスといったあらゆる通信データを記録し、保存する装置で、2台のサーバから構成されている。「監視」の事実をユーザーに意識させて情報漏えいを抑止するとともに、万一漏えい事件が発生した場合の原因特定/証拠保全を支援する。

 新たにリリースされたNetEvidence for Small Officeは、NetEvidenceの基本的な機能を引き継ぎつつ、サーバを1台構成にして省スペース化を図った製品だ。サーバのディスク構成にはRAID5を採用している。バックアップデータを閲覧する際には通信パケットの記録を一時停止する必要があるが、それ以外はNetEvidenceと同等の機能が提供される。

 また、運用担当者にサーバの状況や運用レポートをメールで通知する機能も備えている。

 NetEvidenceが大規模事業所をターゲットとしていたのに対し、NetEvidence for Small Officeは名称のとおり、比較的小規模な事業者も対象としていく。価格はNetEvidenceの5分の1程度になるという。

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