オーシャンブリッジ、コンテンツセキュリティを実現するソフトを無償で提供

オーシャンブリッジは、OfficeやPDF形式のドキュメントを独自のCSFフォーマットに変換し、安全なファイル配布、共有を可能にするソフトウェアの無償提供を開始した。

» 2005年04月25日 16時21分 公開
[ITmedia]

 オーシャンブリッジは4月25日、Microsoft OfficeやAdobe PDFといった文書ファイルや画像ファイルを、独自の「CSF(Content Sealed Format)」フォーマットに変換し、安全なファイル配布、共有を可能にするためのソフトウェア「Net-It Now」を発表し、無償での提供を開始した。

 Net-It Nowは、OfficeやPDF形式の文書ファイルやAutoCADなどの図面データ、TIFF、JPEGといった画像ファイルなどをCSF形式に変換するためのソフトウェア。CSF形式のファイルは暗号化が施されるほか、独自のコンテンツセキュリティ技術「Visual Rights」によって、パスワードによる閲覧制限や印刷/テキストコピーの禁止、閲覧期限の設定といったセキュリティ制限を加えることができる。

 CSF形式への変換は、Microsoft Officeではツールバーに追加される「変換ボタン」で、それ以外のアプリケーションではNet-It Nowをプリンタとして選択して印刷することで実行できる。作成されたCSFファイルは、無償で提供されるビューワソフト「Brava! Reader」で表示が可能だ。

 オーシャンブリッジではこの仕組みによって、ファイルが作成者の手元を離れて「一人歩き」する環境でも、コンテンツセキュリティのコントロールが可能になるとしている。Net-It Nowの対応プラットフォームはWindows 2000/XP、Windows Server 2003で、同社Webサイトより無償でダウンロードできる。

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