NTT-AT、統合メールセキュリティアプライアンス「MXtremeシリーズ」を発売

NTT-ATは、カナダのBorderWare Technologiesが開発したメール向けのセキュリティアプライアンス製品「MXtremeシリーズ」の販売を開始する。

» 2005年05月10日 20時45分 公開
[ITmedia]

 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は5月11日より、カナダのBorderWare Technologiesが開発したメールシステム向けのセキュリティアプライアンス製品「MXtremeシリーズ」の販売を開始する。

 MXtremeシリーズは、スパムメールやウイルスをブロックしてユーザーを保護するほか、不適切な内容や添付ファイルを含んだメールの配送をコントロールする機能を備えたアプライアンス製品。ユーザー数や規模に応じて、エントリモデルの「MX-200」からハイエンドの「MX-1000」まで4種類が用意されている。

 ウイルスの検出には、ロシアのKaspersky Labsのアンチウイルスエンジンを採用。またスパムメールについては、リアルタイムブラックホールリスト(RBL)やバルクメール分析、送信者ID(Sender-ID)のほか、ベイジアンフィルタをはじめとする環境に応じた学習など、複数の手法を組み合わせてスパム判定を実施する。オプションとしてBrightmailのサービスを組み合わせることも可能だ。

 さらに、メールのヘッダーや内容、添付ファイルに応じてポリシーを設定し、メールのブロックや隔離といった管理を行える。このポリシーは企業全体だけでなく、ドメインやグループごとに設定可能だ。

 一連のウイルス/スパム検出状況や電子メールのトラフィック状況はリアルタイムにモニタリングできるほか、レポート出力も可能。ウイルスの定義ファイルなどは一日に数回、自動的に更新される仕組みという。ほかに、メールの紛失を防ぐステートフルフェイルオーバー技術を実装し、メールシステムのアベイラビリティを高めている。

 製品の価格は、250ユーザー程度を対象としたMS-200が210万円から、1万人規模のユーザーに対応するMS-1000は1600万円から。企業のほかISPやデータセンターなど幅広い層に販売していく。

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