RSAセキュリティ、3種類の認証方式を1つでまかなう新トークンを発表

RSAセキュリティは、USBポートを備え、3つの認証方式に対応したトークン「RSA SecurID SID 800」を発表した。

» 2005年05月12日 00時09分 公開
[ITmedia]

 RSAセキュリティは5月11日、USBポートを備えた新しい認証トークン「RSA SecurID SID 800」を発表した。

 同社はこれまで、PINコード(暗証番号)にランダムな数字によるワンタイムパスワードを組み合わせ、認証サーバと連携して二要素認証を実現するトークンとして「RSA SecurID」製品群を提供してきた。

 このたびリリースされたRSA SecurID SID 800は、ワンタイムパスワード認証に加え、デジタル証明書を用いた認証、Windowsパスワードによる認証と、計3種類の認証方式をサポートしている点が特徴だ。これにより、環境やアクセス先に応じて異なるセキュリティレベルを設定したい場合でも、1つのトークンで対応できるという。

 自動入力モードに対応するアプリケーション環境では、USBポートにRSA SecurID SID 800を接続すると、生成されたワンタイムパスワードが自動的に入力され、アプリケーションに送信される。これにより、ユーザーがわざわざ入力を行う必要がなくなる。また、Javaチップを搭載しているため、独自のアプリケーションを組み込むことも可能だ。

 RSA SecurID SID 800の価格は使用年数とユーザー数に応じて異なる。250ユーザーで2年間利用する場合、1ユーザー当たり9975円。3年間利用の場合は1万2390円。6月17日より販売が開始される。

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