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» 2005年05月27日 09時51分 UPDATE

Novell対SCO、UNIX著作権めぐり法廷で対決

NovellとSCO、どちらがUNIXの著作権を持っているかをめぐり、Novellは判事に略式判決の申し立てを認めるよう求めた。

[Steven J. Vaughan-Nichols,eWEEK]
eWEEK

 NovellはUNIXの著作権を持っていると主張するSCOをたたきのめすべく、5月25日を裁判所で過ごした。

 ソルトレークシティ米連邦地裁におけるSCO対Novellの訴訟で、Novellはデール・キンボール判事に対し、SCOの主張を棄却するよう求める同社の申し立てを、略式判決の申し立てに変えることを認めるべきだと主張した。

 両社は、UNIXの著作権はSCOではなく自分にあるとするNovellの主張をめぐって争っている。

 Novellは2003年以来、1995年にSCOの前身であるSanta Cruz OperationにUNIXを売却したときの取引に、知的財産権は含まれていなかったと主張している。

 Novellの申し立ては主に、1995年の同社取締役会の議事録に依拠している。その中には、NovellはSanta Cruz OperationにUNIXを売却しても、その著作権を保持することになっていたと明記されている。

 SCOがIBMに50億ドルの損害賠償を求めて起こした訴訟は、SCOがライセンスを持つUNIXコードをIBMがLinuxに寄贈し、無断流用したという主張に一部基づいている。

 しかしNovellが単にこの訴訟に勝っても、それでSCO対IBMの裁判が終わることにはならないかもしれない。

 国際的な法律事務所Covington & BurlingのワシントンD.C.事務所に務める知財担当弁護士ダグラス・E・フィリップス氏は、NovellとSCOが最初にこの問題で角突き合わせたときに次のようにコメントした。

 「まず、今回の申し立てについてNovellに有利な判決が下っても、誰がUNIXの著作権を持っているかは決まらない。SCOのIBMおよびユーザーに対する訴訟に影響はないだろう」

 これは、「SCOのNovellに対する訴訟は『権利誹謗』に関するものだからだ。これはNovellが、SCOではなく自分がUNIXの著作権を持っていると世間に主張したことが原因となっている。SCOが勝つためには、著作権を持っているというNovellの主張が誤りであることだけでなく、Novellが『悪意』を持って――言い換えれば、自分の主張が間違っていると知りながら、あるいはその主張が本当かどうかをあえて無視して――そうした主張をしたことも証明しなくてはならない」とフィリップス氏。

 実際、審理の中でNovellの弁護士は著作権の問題自体よりもこの「悪意」の問題を前面に出したと、傍聴者は法律ニュースサイトGroklawで報告している。

 「SCOは両方の要素を立証する必要があるため、Novellはどちらかを否定すれば勝てる」(フィリップス氏)

 SCOのPRディレクター、ブレイク・ストーウェル氏は「SCO Groupは、権利誹謗の申し立てを棄却するよう求めたNovellの2度目の主張に反論した。これに関する裁判所の決定を期待して待っている」とのみ語った。

 Free Software Foundation(FSF)の法務顧問でコロンビア大学法学教授のエベン・モグレン氏は、審理の記録は読んでいないが、Novellが勝つことにほぼ疑いはないとしている。

 「SCOはIBMに対する申し立てを十分にできていない。Novellに対しても同じだと思う」と同氏。

 判事は今回の申し立てについて迅速は判断を下すと示唆した。

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