アークンが企業向けにも不正プログラム対策ソフト、一元管理機能も搭載

アークンは、端末の一元管理機能を備えた企業向けの不正プログラム検出/対策ソフト「AntiMalware」を発表した。

» 2005年06月23日 14時07分 公開
[ITmedia]

 アークンは6月23日、一元的な管理機能を備えた企業向けの不正プログラム検出/対策ソフト「AntiMalware」を発表した。

 同社は先に、ウイルス/ワームに加えスパイウェアやトロイの木馬、キーロガーをはじめとするハッキングツールなど、悪質なプログラムを検出、駆除する個人向けソフト「SG アンチスパイ」を開発済みだ。今回リリースされたAntiMalwareは、その機能をベースに、社内のクライアントの利用状況の確認や機能設定、ログ収集といった管理機能を加えたもの。

 特徴は、シマンテックやトレンドマイクロ、マカフィーなど各社が提供するウイルス対策ソフトとの併用/共存が可能なこと、不正プログラムが侵入する可能性の高い領域をまず検索することで高速なスキャンを実現していることなど。検出された不正プログラムは削除することも、一時的に隔離しておくこともできる。

 AntiMalwareには、スパイウェアやアドウェアの検出に特化した「AntiMalware -AS」と、Kerspersky Labsのアンチウイルスエンジンを組み込んでウイルス/ワームの検出にも対応した「AntiMalware -AV」の2種類がある。AntiMalware -AVでは17万5000種類以上の不正プログラムに対応しているといい、データベースは、アークンの「スパイウェア リサーチセンター」における分析を踏まえて随時更新される。

 AntiMalwareはWindows 98/ME、Windows 2000/XPに対応しており、価格はAntiMalware -SVが5ユーザーで2万7000円から、AntiMalware -AVは3万7000円から。7月下旬より販売が開始される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ