Yahoo!メールにDomainKeys導入

日本のYahoo!メールにもDomainKeysが導入された。

» 2005年07月19日 18時43分 公開
[ITmedia]

 ヤフーは7月19日、メールサービス「Yahoo!メール」に送信元ドメイン認証技術「DomainKeys」を一部導入した。8月末をめどに全メールに拡大する。送信元を詐称した迷惑メールやフィッシング詐欺の防止がねらい。

 DomainKeysではメールを送信する際、送信サーバがドメイン情報などを暗号化し、電子署名として自動的に添付する。受信サーバは電子署名を確認し、メールのヘッダーに記述されたドメインと一致しているかどうかを照合する。偽装アドレスからのメールは正しい署名を添付できないため、受信側で偽装アドレスを判断できる仕組みだ。

 Yahoo!メールではまず、Webを介してYahoo!メールから送信されるメールの一部に電子署名を添付する。8月末をめどに、全メールに電子署名を添付する。Yahoo!メールに届いたメールをWeb上で確認する際、電子署名が添付されているかどうかを一目でチェックできるようするなど、機能強化も図っていく。

 DomainKeysは、米Yahoo!が発表した技術。米国のYahoo!Mailには昨年11月に導入し(関連記事参照)、電子署名付きメールを1日当たり約3億5000万通受け取っているという。米Yahoo!は米Cisco Systemsと共同で「DomainKeys Identified Mail」仕様をIETF(Internet Engineering Task Force)に提出し、7月末から討議される予定。

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