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IIJ、スパム対策へSender IDとDomainKeysを導入

» 2005年03月17日 17時33分 公開
[ITmedia]

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月17日、迷惑メール対策として送信ドメイン認証技術「Sender ID/SPF」と「DomainKeys」を導入すると発表した。迷惑メール送信元の詐称を防げるため、防止効果が高いと見ている。まず月内に社内に導入し、順次企業向け・個人向けメールサービスにも採用する計画。

 送信ドメイン認証は、メール受信時に送信元サーバが適切かどうかを認証する技術。具体的には、受信側サーバがメール受信時に送信側ドメインのDNSへ認証情報を照会し、受信メールの情報と一致するかを検証する。ただし送信側がドメイン認証情報をDNSで公開する必要がある。

 送信ドメイン認証技術は、米Microsoftが推すIPアドレス型のSendar ID/SPFと、米Yahoo!が支持する電子署名型のDomainKeysに分裂しているのが現状。IIJは両方式を複合した認証技術を自社内に導入して対応する。

 IIJのDNSサービスユーザーが自社に送信ドメイン認証を導入できるよう、送信ドメインの認証情報を公開するDNSのTXTレコードをユーザーサポートページから編集可能にした。

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