SSL VPNと検疫を両立させるソリューション、NTTデータ先端技術とF5が提供

NTTデータ先端技術とF5ネットワークス ジャパンは、双方の製品を組み合わせた「SSL VPN検疫ソリューション」をリリースした。

» 2005年07月22日 18時12分 公開
[ITmedia]

 エヌ・ティ・ティ・データ先端技術とF5ネットワークス ジャパンは7月22日、双方の製品を組み合わせ、SSL VPNでアクセスしてくる端末のセキュリティ状況を検査し、安全なリモートアクセスを実現する「SSL VPN検疫ソリューション」を開発したことを発表した。

 SSL VPN検疫ソリューションは、NTTデータ先端のセキュリティ管理ツール「NOSiDE Inventory Sub System」とF5ネットワークスのSSL VPNアプライアンス「FirePass」を、東京エレクトロンの協力を得て組み合わせたものだ。

 自宅や外出先などからアクセスしてくる端末は、SSL VPN接続時にまず、NOSiDE リモートアクセス管理サーバによってセキュリティ対策状況が診断される。パッチの適用状況やウイルス定義ファイルの更新状況、ウイルス感染の有無などをチェックし、基準(セキュリティポリシー)を満たした端末のみが社内ネットワークへのアクセスを許可される仕組みだ。もし対策に不備がある場合は、パッチの適用などの対処を強制的に実行させることができる。

 両社はこの組み合わせにより、端末と接続経路、双方のセキュリティを確保しながら、利便性の高いリモートアクセス環境を構築できるとしている。価格は、NOSiDE Inventory Sub System 2005 リモートアクセス管理システムが157万5000円から、FirePassは250万円からで、7月29日より両社の代理店を通じて販売が開始される。

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