NTT西日本の個人情報流出に厳重注意――総務省

総務省は、NTT西日本が4月、5月に相次いで起こした個人情報流出事故に対し、個人情報保護法の安全管理措置義務に違反があったとして厳重注意を行った。

» 2005年08月10日 21時06分 公開
[ITmedia]

 総務省は8月10日、NTT西日本が4月、5月に相次いで起こした個人情報流出事故に対し、個人情報保護法の安全管理措置義務に違反があったとして厳重注意を行った。

 NTT西日本は、4月に業務委託先の社員が約2000件の個人情報が入ったノートPCを自宅に持ち帰り、盗難にあった。続く5月には、別の業務委託先においてUSBメモリを紛失し、約8万4000件の個人情報を流出した。

 総務省は、NTT西日本から流出の経緯や再発防止策の報告を求めていたが、業務委託先の監督が行き届いていないなど、個人情報の管理体制が不十分だったと判断した。

 NTT西日本では、(1)フラッシュメモリへの顧客情報の記録の原則禁止、(2)顧客情報管理を徹底するため、委託先への立ち入り検査の実施、(3)社員等に対する教育研修の実施――によって再発防止に努める。

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