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NTT西日本の業務委託先、最大で8万4000件の顧客情報入ったUSBメモリが行方不明に

» 2005年06月02日 22時22分 公開
[ITmedia]

 NTT西日本は、同社山口支店から業務委託を受けたNTTマーケティングアクト山口の事務所内で、山口県内の顧客情報、最大で約8万4000件が入ったUSBメモリを紛失したことを明らかにした。

 このUSBメモリには、山口県内の販売代理店が受注した「申込商品」「申込者名」や「電話番号」といった顧客情報が保存されていた。ただし、口座番号に関する情報は含まれていない。USBメモリは、作業用PCにこれら商品受注情報のデータを移行する際に用いられたという。

 NTT西日本では6月1日に山口警察署に届出を行ったが、これまで当該USBメモリは発見されていない。また、顧客情報が不正に使用されたという事実は確認されていないという。

 同社では該当する顧客に個別に説明を実施。合わせて、NTTマーケティングアクトのセキュリティ対策を見直す。NTT西日本でも、委託先による自主点検を徹底させるとともに、NTT西日本による実地監査を実施するなどして、業務委託を行う際の指導徹底を図るという。

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