NTTデータが同社の社員1万1835人分の個人情報を紛失。社員がUSBメモリに入れて持ち歩き、なくしてしまった。
NTTデータは5月24日、同社の社員1万1835人分の個人情報を紛失したと発表した。情報を保存したUSBメモリを社員が紛失したという。社員以外の個人情報や顧客の機密情報は含まれていないとしている。
個人情報は、4月1日時点で在籍している同社社員の氏名や採用年月日、役職、社内管理用コード番号など。住所やメールアドレス、給与口座、人事評価などは入っていなかったという。
同社によると5月16日、同社社員がUSBメモリを入れたかばんを帰宅途中に紛失。翌17日に警察に届け出た上で、同社で事実関係を調べていた。
USBメモリ、ファイルともパスワード制限や暗号化などのセキュリティ対策は施していなかった。
事件を受け、同社は個人情報流出防止対策を抜本的に見直す。具体的には(1)情報漏えい防止ソフトの導入、(2)個人情報の社外持ち出し禁止の徹底、(3)セキュリティ対策をしていないUSBメモリの使用禁止──などで再発を防止する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.