NECと日本オラクル、Oracle 10gベースのDBシステム構築パッケージ

NECと日本オラクルは、Oracle 10gを利用したデータベースシステムを容易に構築するための中堅/中小企業向けのパッケージ製品を共同で製品化し、販売を開始した。

» 2005年08月17日 17時02分 公開
[ITmedia]

 NECと日本オラクルは8月17日、Oracle DBを利用したデータベースシステムを容易に構築するための中堅/中小企業向けのパッケージ製品「らっくRACソリューション for Oracle Real Application Clusters 10g」(らっくRACソリューション)を共同で製品化し、販売を開始した。

 らっくRACソリューションは、「Oracle Database 10g Standard Edition」とクラスタ機能の「Oracle Real Application Clusters 10g」、NECのIAサーバ「Express5800」、EMCの中規模向けストレージシステム「CLARiX」を組み合わせたパッケージだ。NEC独自のデータベースシステム構築支援ツール「らっくRACソリューション Utility」も含まれており、データベースなどの設定作業を自動的に行うことができる。

 パッケージに含まれる各コンポーネントは、NECと日本オラクルの共同検証センター「NEC Oracleソリューションセンター」において動作検証が実施されており、迅速に導入することができる。また、バックアップをはじめとするシステム運用手順を紹介した「運用マニュアル」も合わせて提供されるため、Oracle 10gを活用したデータベースシステムを効率的に構築、運用できるという。

 両社は今後、らっくRACソリューションの販売促進活動を共同で展開するほか、他のストレージシステムへの対応やLinux対応といったソリューションそのものの拡充にも取り組むという。

 らっくRACソリューションの価格は1020万円から。個別に製品を導入してデータベースシステムを構築する場合に比べ、最大で30%のコストを削減できるといい、今後2年間で250システムの販売を見込む。

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