IBM、システム管理ソフト「Tivoli System z9」を披露

IBMは、自社のシステムを「エンド・ツー・エンドで参照」することを目指す新システム「Tivoli System z9」をユーザーカンファレンスShareで披露した。(IDG)

» 2005年08月24日 08時16分 公開
[IDG Japan]
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 米IBMは8月23日、システム管理ソフト「Tivoli System z9」の早期版をユーザーに披露した。IBM幹部によれば、このソフトは今年10〜12月期に出荷予定。

 「われわれはまったく新しいレベルのインテグレーションに乗り出している」。IBMのTivoli Software担当ジェネラルマネジャー、アル・ゾラー氏は、ボストンで26日までの日程で開かれているユーザーグループカンファレンスShareでインタビューに応えてこう語った。Tivoli System z9の狙いは、zSeriesメインフレームからTivoli Enterprise Portalを使って構築された分散型プラットフォームに至るまで、ユーザーが自社のシステムを「エンド・ツー・エンドで参照」できるようにすることにある、と同氏は言い添えた。

 同氏によれば、Tivoli System z9には、IBMが6月に買収した資産管理ソフトメーカーIsogonの技術と、昨年6月に買収したアプリケーション管理の専門企業Cyanea Systemsの技術が組み込まれる。IBMが昨年4月に管理ソフトメーカーCandleの買収で取得した技術は、今年3月に登場したTivoli Omegamon XEツールスイートに統合済み。

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