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» 2005年08月26日 09時26分 UPDATE

MS、IE 6にもフィッシング対策ツール提供へ

MicrosoftはIE 7にフィッシング対策技術を搭載する計画だが、その前にIE 6ユーザー向けにMSN Search Toolbarアドオンの形で同様の技術をリリースする。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 米Microsoftは、MSN Search Toolbar向けにWebユーザーをフィッシング詐欺から守るためのアドオンをリリースする計画だ。この技術は、同社がInternet Explorer(IE)7で提供すると以前に話していたフィッシング対策ツールと似たものだ。

 このフィッシングフィルターは、ユーザーがフィッシングサイトに典型的な振る舞いを見せるWebサイトにアクセスしようとすると警告のポップアップウィンドウを表示し、フィッシングサイトと認識されているサイトへのアクセスを遮断する。これはWindows XP SP2で動作するIE 6向けに提供されるとMSNプロダクトマネジャー、ジャスティン・オスマー氏は語った。

 この技術は向こう数週間のうちにhttp://addins.msn.comからβ版がリリースされるが、オスマー氏はその時期や正式版のリリースについてそれ以上詳しくは明かさなかった。これは最終的にMSN Search Toolbarの常設の機能になるかもしれないが、その点はまだ決まっていないと同氏。

 8月25日の報道では、IE 7に搭載されるフィッシングフィルターが、間もなくIE 6で使えるようにMSN Search Toolbar向けにダウンロード提供されると伝えられた。だがこれらの報道は一部しか合っていないとオスマー氏は同日の取材で語った。

 Windows XP向けIE 7β版に搭載されているフィッシング対策ツールの基盤技術は、IE 6向けにリリースされるアドインの駆動部にもなっているが、MSN Search Toolbarのフィルターはユーザーインタフェース(UI)での見え方が異なるという。

 IE 7では、フィッシングフィルターはブラウザの上部にある「メニューバー構造の一部」だが、IE 6向けのアドインは「明らかにツールバーとつながっている」とオスマー氏は説明した。

 「Toolbarは、IE 6ユーザーにフィッシングフィルターを提供する機会となる。できるだけ多くのユーザーにリーチしたい」(同氏)

 UIでの見え方が違っても、どちらのフィッシングフィルターもほぼ同じやり方でフィッシングサイトをブロックすると同氏は付け加えた。

 MSN Search Toolbarのフィッシングフィルターアドインが危険かもしれないと判断したサイトにアクセスしたい場合、ユーザーはこのアドインをオフにできるとオスマー氏。

 Microsoftは5月にMSN Search Toolbarを無料でリリースした。これはIEのWebアドレスボックスの下に加えられ、ユーザーはここから検索や設定ができる。

 業界アナリストは、IEのセキュリティが不十分だという評判が、オープンソースのFirefoxがこの1年で勢力を伸ばした理由の1つになっていると考えている。Firefox向けにはサードパーティーのフィッシング対策技術が提供されている。

 IE 7リリース前に独自のフィッシング対策技術を投入するというMicrosoftの計画は、賢明な競争上の策だとJupiter Researchの副社長兼調査ディレクター、マイケル・ガーテンバーグ氏。

 この技術をMSN Search Toolbar向けに提供することも、同社がGoogleやYahoo!に対抗して検索市場に足がかりを得る役に立つかもしれないと同氏は付け加えた。

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