NRIら3社、IEのツールバー形式でフィッシング対策ソリューションを提供

NRIとNRIセキュア、日本ベリサインは共同で、IEのツールバー形式で提供されるフィッシング対策ソリューションを提供する。

» 2005年06月28日 19時59分 公開
[ITmedia]

 野村総合研究所(NRI)とNRIセキュアテクノロジーズ、日本ベリサインの3社は6月28日、共同でフィッシング詐欺への対策ソリューションを提供することを明らかにした。

 このソリューションは、Internet Explorerのツールバー形式で提供され、ユーザーにアクセスしているWebサイトの信頼度を通知する。ツールバーは、NRIのWebシステム開発・実行基盤「オブジェクトワークス」向けの認証/セキュリティ製品「オブジェクトワークス/OSM Advanced Edition」の機能を拡張したもので、ユーザーが目視でWebサイトのURLや証明書を確認する場合に比べ、信頼度を分かりやすく示せるという。

 当該Webサイトが信頼できるかどうかを示すサイトレーティング情報は、NRIセキュアテクノロジーズが提供するセキュリティ・アセスメントによる安全性評価結果などをベースに更新される仕組みだ。さらに、日本ベリサインが発行する電子証明書を用いてレーティング情報に署名を加えることで、データの改ざんを防ぐ。

 3社は7月より、フィッシング対策ソリューションサービスの提供を開始する。料金は、正規サイトのデータベース登録更新料が年間数百万円からとなっており、別途、ユーザー規模に応じた利用料が必要となる。NRIでは、金融機関を中心に初年度30社の導入を見込んでいるという。

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