ChoicePointの個人情報流出事件でナイジェリア人を起訴

400万ドルを越す被害を出したChoicePointの情報漏えい事件でナイジェリア国籍の男が起訴された。有罪となれば禁固22年。

» 2005年09月01日 08時28分 公開
[ITmedia]

 信用調査会社米ChoicePointから大量の個人情報が流出した事件で、ロサンゼルス郡地区検察は8月30日、ナイジェリア国籍の男がなりすましなど22件の罪で大陪審に追起訴されたと発表した。

 この事件では16人が被害に遭い、400万ドルを越す被害が出ている。大陪審は24日、オラテュンジ・オルワトシン被告をコンピュータ不正アクセス共謀罪1件、重窃盗罪5件、なりすまし14件、クレジットカード不正利用罪2件で追起訴した。

 同被告は既になりすましの罪で2月に禁固16カ月を言い渡されており、今回有罪と認められれば、さらに22年の刑期が加わることになる。

 起訴状によれば、この事件では1500人以上の個人情報が不正アクセスされ、その一部が既存のクレジットカード利用や新規口座開設のために流用された。1度検索すれば大量の情報にアクセスできる状態だったことから、推定14万8000人がなりすましの危険にさらされたと指摘している。

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