オーク情報システム、フォレンジック製品をExpress5800シリーズでアプライアンス化

オーク情報システムは、フォレンジック製品「NetEvidence」を、NECのIAサーバ「Express5800シリーズ」に搭載し、アプライアンス化して販売する。

» 2005年09月05日 18時15分 公開
[ITmedia]

 オーク情報システムは9月5日、ネットワーク上を流れる通信データをすべて記録、保存するフォレンジック製品「NetEvidence」を、NECのIAサーバ「Express5800シリーズ」に搭載し、アプライアンス化して販売することを発表した。

 NetEvidenceは、ネットワーク上で交わされる通信データをすべて記録し、保存するフォレンジックツール。情報漏えいなどの不正行為を抑止するとともに、万一事故が発生した場合の証拠保全を行い、犯人特定と原因追求を支援する。

 これまで、ユーザー規模に応じて4種類の製品が提供されてきたが、NECとExpress5800シリーズの組み合わせ評価に関する協力体制を確立したことにより、一気に42種類のラインナップをそろえた。中でも、データを保存するバックアップ装置が充実し、これまでサポートしてきたLTO2に加え、AIT-3のテープドライブにも対応したという。

 またNECでは今回のラインナップ拡充を踏まえ、「NECブロードバンドソリューションセンター」内にExpress5800シリーズを用いたアプライアンスの展示を開始した。

 両社は今回のアプライアンス化によって、NetEvidenceと市販のサーバを組み合わせてフォレンジックシステムを構築する場合に比べ、短期間で導入できるようになるとしている。価格はハードウェア構成によるが、220万円から880万円まで。

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