独自の暗号エンジンと秘密分散技術で漏えい防止、C4T

シーフォーテクノロジーは、同社独自の暗号エンジンと秘密分散技術を活用した暗号化ソフトウェア「CRYPTY S」を発表した。

» 2005年09月16日 21時35分 公開
[ITmedia]

 シーフォーテクノロジーは9月16日、秘密分散技術を活用した暗号化ソフトウェア「CRYPTY S」を発表した。

 同社はこれまで、カオス技術を活用した独自の暗号エンジン「C4暗号技術」を用いたセキュリティ製品として「CRYPTYシリーズ」を提供してきた。新製品のCRYPTY Sは、C4暗号技術に独自の秘密分散技術を組み合わせることによって、より強固な情報漏えい対策を実現するという。

 CRYPTY Sでは、元のデータを3つに分割するとともに、それぞれを暗号化する。3つの「割符」すべてがそろわない限り元のデータを復元できないため、データの運搬中に盗難、紛失などがあったとしても情報は漏えいしない仕組みだ。

 特徴としては、ドラッグ&ドロップ操作で、最大1024ファイルまでデータの分散/復元が可能なこと、分散されたデータのうち1つはサイズを指定できるため、外部メモリだけでなくメールに添付する形でも利用できることなどが挙げられる。また、復元時に改ざんを検知する機能も搭載した。

 CRYPTY Sの対応OSはWindows 2000/XP/Server 2003で、価格は10ライセンスで10万5000円。10月3日より販売を開始する。シーフォーテクノロジーではカスタマイズ対応やC4暗号技術と組み合わせた独自ソリューションの提供にも応じていく計画だ。

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