開発作業の70%はデバッグ? テクマトリックス

テクマトリックスは、米Parasoftが開発したWebアプリケーション向けのテストツール「WebKing」をリリースした。

» 2005年09月21日 00時07分 公開
[@IT]

 テクマトリックスは9月20日、米ParasoftのWebアプリケーションテストツール「WebKing」を発売した。

 WebKingはWebアプリケーションの信頼性、拡張性、整合性を検証するためのテスト自動化ツール。HTMLやJavaScript、CSSなどの静的解析やWebアプリケーションの表示や動作を確認する機能テストや回帰テスト、大量のユーザーアクセスに対するサーバの挙動を検証する負荷テストの3つのテストを行うことができる。

森田氏 デモをするテクマトリックス ASQソリューション営業部 森田学氏

 同社によると、ソフトウェアの開発作業に占める(デバッグを含めた)広義のテスト作業の比率は全体の70%にも達するという。テストの自動化ツールを導入することで、開発作業の効率化実現が期待される。「数値的な導入効果の提示は今後の課題」(同社)だ。

 主な機能を一部紹介しよう。

 Webページ内のリンクをたどり、Webページを取得し、検証用スクリプトを自動的に生成する機能がある。Webページが動的生成される場合でも、ページを自動的に取得し、静的解析や動的テストを実行することが可能だ。

 自動生成以外に、Webブラウザ上でユーザーが実施したオペレーショや入力値をキャプチャし、検証用スクリプトを生成することができる。特定の画面遷移をテストする場合が多い機能テスト、回帰テスト、負荷テストに適している。

 動的テストで作成した検証用スクリプトを使用して、負荷テストを実施することが可能。大量の仮想ユーザーを生成し、テスト対象となるシステムに負荷を与え、トランザクションの処理時間や実行回数、レスポンスタイム、テスト対象システムのパフォーマンスデータやネットワークトラフィックデータなどの統計データをレポートする。

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