2日連続でトロイの木馬メール集中攻撃

「BagleDl-U」の新バージョン複数が、電子メールの添付ファイルとして大量にばらまかれている。電子メールは件名が空白で本文には「new price」と記されている。

» 2005年09月22日 07時54分 公開
[ITmedia]

 トロイの木馬「BagleDl-U」の新バージョン複数が、電子メールを使って2日間連続で大量にばらまかれているとして、セキュリティ企業のSophosが注意を呼び掛けている。

 Sophosのウイルス情報によれば、攻撃は9月19日と20日の2日連続で、ほぼ同じ時刻に集中的に発生。BagleDl-Uの新バージョンはすべて、ウイルス対策とセキュリティソフトを停止させ、セキュリティサイトへのアクセスを遮断する機能を持っており、感染したコンピュータを不正侵入できる状態にしてしまうという。

 BagleDl-Uを添付した電子メールは件名が空白で本文には「new price」と記されており、添付ファイルは「09_price.zip」「price_new.zip」「price2.zip」などの名称が付いている。

 Sophosではこの攻撃について、できるだけ多くの人に感染させることを狙ったものだと分析。迷惑メールの添付ファイルを開くことのないよう注意を促している。

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