日本HPがアイデンティティ管理製品の新版、「Citrix Password Manager」と連携可能に

日本HPは、シトリックス製品との連携を実現したアイデンティティ管理製品の新バージョンを発表した。

» 2005年09月26日 22時21分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは9月26日、アカウント情報の管理とアクセス制御を行うアイデンティティ管理製品群の新バージョンを発表した。シトリックス・システムズのシングルサインオン製品「Citrix Password Manager」との連携を実現した点が最大の特徴だ。

 今回リリースされた製品は、ユーザーアカウントの発行や変更、削除といった一連の作業を自動化するアイデンティティ管理製品「HP OpenView Select Identity ver 3.3」、アクセス権限の設定とアクセス制御を実施する「HP OpenView Select Access ver 6.1」、SAML 2.0やID-WSF 1.1といった業界標準に対応し、他のシングルサインオン製品と連携してのアクセス制御を実現する「HP OpenView Select Federation ver 6.5」の3種類だ。

 日本HPでは、個人情報保護法への対応をはじめとするコンプライアンス支援を目的に、アイデンティティを一元的に管理し、セキュリティの強化と管理の効率化を両立するためのツールとしてこれらの製品を提供してきた。

 新バージョンではシトリックスのPassword Managerとの連携を実現。これにより、Windows環境におけるシングルサインオン環境を実現できるほか、ユーザー情報とアクセス権限の集中管理による管理の効率化、外部の会社との安全なデータ共有が可能になるとしている。

 価格は、HP OpenView Select Identity ver 3.3は567万円から、HP OpenView Select Access ver 6.1は106万500円から、HP OpenView Select Federation ver 6.5は386万7150円から。10月1日より順次販売を開始する。

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