ディスク用設計のWindows向けバックアップソフト――シマンテック

新生シマンテックは、ファイルバックアップとイメージバックアップの両展開で、Windowsバックアップ市場を攻略する。

» 2005年09月28日 21時16分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは9月28日、Windows向けデータ保護製品を発表した。7月に統合したベリタスソフトウェアの主力バックアップ製品のバージョンアップと、旧シマンテックのディスクイメージングツールの新版を同時にローンチ。ファイルバックアップとイメージバックアップの両展開で、Windowsバックアップ市場を攻略する。

 バックアップ/リカバリソフトの新版「Symantec Backup Exec 10d for Windows Servers」(Backup Exec 10d)は、ディスクベースのバックアップを中心にすることで、バックアップの高速化や複数サーバからの同時バックアップを可能にしたのが特徴。新たに「Backup Exec Continuous Protection Server」を搭載しており、このサーバがデータ領域を監視して、データの変更をキャプチャして保護する機能を持った。また、Webブラウザを通じてエンドユーザーが直接ファイルを復元できる機能も提供される。

 ディスクイメージングツールの新版「Symantec LiveState Recovery 6.0」は、Windowsシステム全体のイメージを作成し、障害が発生すればスナップショットイメージから全体を復旧することができるソフト。今バージョンからBackup Execと連携して、LiveState Recovery Manager内でBackup Execのジョブを作成、システムのリカバリポイントを保護し、テープに移動して別の安全な場所で保管するといった使用が可能になった。

 Backup Exec 10dは10月24日に発売する。価格は13万8600円。Backup Exec Continuous Protection Serverは、Backup Exec 10dに無償で添付されるが、保護対象となるファイルサーバには1台ごとにエージェントが必要となる。このContinuous Protection Agentの価格は5万1450円となっている。

 一方、Symantec LiveState Recovery 6.0は9月末からの発売で、スイート製品となる「Symantec LiveState Recovery Advanced Server Suite 6.0」の価格は31万2900円。

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