認証・暗号化サーバ要らずでディスクレスPCを導入――日立

日立製作所は、認証・暗号化サーバを導入することなくディスクレスの「セキュリティPC」を導入できる「FLORA Se210リモートアクセスパック」を9月30日から販売する。

» 2005年09月29日 17時14分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は、認証・暗号化サーバを導入することなくディスクレスの「セキュリティPC」を導入できる「FLORA Se210リモートアクセスパック」を9月30日から販売する。

 同社のセキュリティPCは、HDDや光学ドライブなどを搭載しないPC。PC自体に情報を蓄積することができず、紛失や盗難が発生しても情報が漏えいしないのが特徴だ。しかし、単体では動作せず、自分の席にあるPCかサーバにアクセスして利用する。そのために認証・暗号化サーバを導入する必要があるが、情報システム部門を持たないユーザーを中心にもっと簡単にリモートからも利用したいというニーズが高まっていた。

 FLORA Se210リモートアクセスパックでは、USB認証キー付きのノート型セキュリティPC「FLORA Se210」に併せて、認証・暗号化通信機能を提供するASPサービス「リモートアクセスサービス」をセットで提供。認証・暗号化サーバをASPで提供することで、自前でこれらサーバ導入やシステム構築を行わずに、リモートアクセスできるようにした。

 価格は、リモートアクセスキット(FLORA Se210とUSB認証キー)が20万7900円から。リモートアクセスサービスの料金は、25ユーザーパックの場合で1台あたり初期費用7350円、月額費用3675円となっている。

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