日本HPは、マイクロソフトのバックアップソフト「Microsoft DPM 2006」をプリインストールした専用サーバ「HP ProLiant Data Protection Storage Server」(DPSS)を発表した。
日本ヒューレット・パッカードは10月6日、マイクロソフトが同日リリースしたバックアップソフト「Microsoft System Center Data Protection Manager 2006」(DPM)日本語版をプリインストールした専用サーバ「HP ProLiant Data Protection Storage Server」(DPSS)を発表した。
DPSSは、日本HPのNAS製品「HP ProLiant DL100/DL380 Storage Server」にマイクロソフトのDPMをプリインストールし、構成済みの状態で提供するもの。購入後はActive Directory情報やバックアップ対象といった使用環境の設定を行うだけで、バックアップ/リストア機能を利用できる点が特徴だ。
HP ProLiant DL100/DL380は、SATA対応のディスクを搭載し、マイクロソフトの「Windows Storage Server 2003」をプリインストールしたNAS製品だ。これにバックアップソフトとしてDPMを組み合わせることで、VSS(ボリュームシャドウコピー)機能をベースとしたバックアップ処理とリストアを行える。またDPMの機能により、管理者だけでなく、必要に応じてエンドユーザー自身がリストアを行える仕組みだ。
DPSSにテープ装置を組み合わせることで、データの世代管理や外部保管といった高度なデータ保護システムも構築できるという。
DPSSの価格はハードディスク容量によって異なるが、1TBモデルで60万9000円からとなっており、10月下旬より出荷が開始される。価格には日本HPによるサポートサービスもバンドルされている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.