マイクロソフト、バックアップソフト「DPM」日本語版をリリース

マイクロソフトは10月7日より、ファイルサーバ向けのバックアップソフト「Microsoft System Center Data Protection Manager 2006」(DPM)日本語版の販売を開始する。

» 2005年10月06日 16時27分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは10月7日より、ファイルサーバ向けのバックアップソフト「Microsoft System Center Data Protection Manager 2006」(DPM)日本語版の販売を開始する。米国では9月末にリリースされていたもの(関連記事)

 DPMは、Windows Server 2003が備えるボリュームシャドーコピーサービス(VSS)の技術を拡張したバックアップソフトで、最大で64世代までのシャドーコピーを作成できる。差分のみを記録/複製することにより利用する帯域を節約できること、テープではなくディスクを採用することにより高速なバックアップ/リストア処理を実現できることが特徴だ。

 また、リストア作業の際には往々にして専門の管理者が必要だったが、DPMではActive Directoryを連携させることにより、データ復旧作業を他の管理者や部門のファイル復旧担当者、あるいはエンドユーザーに委任することが可能だ。これにより、必要なときに迅速なファイル復元を行えるという。

 DPMパッケージ版の価格は、サーバライセンスのほかDPM Management License(DPML)3ライセンス付きで19万2000円。

 これと同時に、日本ヒューレット・パッカードがDPMをプリインストールした専用サーバをリリースしたほか、コンピュータ・アソシエイツが「BrightStor ARCserve Backup」のDPM対応を発表するなど、複数のパートナーがDPMのサポートを表明している。

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