Microsoft、バックアップ製品の提供開始

Microsoftはディスクベースのバックアップ製品「System Center Data Protection Manager」を提供開始した。テープベースの製品に比べた優位性を強調している。

» 2005年09月28日 08時11分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは9月27日、ディスクベースのバックアップ/復旧製品「System Center Data Protection Manager」(DPM)の提供開始を発表した。テープを使ったバックアップに比べて高速で信頼性が高く、ほぼ継続的にデータを保護できるとうたっている。

 Microsoftでは、Windowsのストレージ管理に掛かるコスト効率をほかのプラットフォームよりも高めることを目標に、Universal Distributed Storage構想を推進。DPMのリリースにより、この構想の実現に向け一歩前進したとしている。

 DPMではテープベースのバックアップ製品に比べた優位性を強調している。それを裏付けるものとして、Lionbridge Technologiesの独立系テスト部門VeriTestが実施したテスト結果を公表。テープ式のバックアップソフトVeritas Backup Exec 10に比べ、DPMのファイル復旧速度は11.6倍、付加的なバックアップ作業速度は3.7倍になると売り込んでいる。

 パートナー企業はAMD、Dell、Fujitsu Siemens、HP、Intelなどの各社がDPMのサポートを表明。Microsoftは40社以上のOEMや独立系ソフト・ハードベンダーと連携して、DPMをベースとしたバックアップ・復旧製品の選択肢拡大を図る方針。

 DPMの米国での推定価格は、サーバライセンス1件とファイルサーバ3台を保護するための管理ライセンス込みで950ドル。

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