HDDにパスワードをかけて情報漏えい防止、NECフィールディングが専用装置

NECフィールディングは、HDD本体にパスワードによるロックをかけて情報漏えいを防ぐ専用装置「Lock-it!」の販売を開始した。

» 2005年10月25日 21時13分 公開
[ITmedia]

 NECフィールディングは10月25日より、HDD本体にパスワードによるロックをかけて情報漏えいを防ぐ専用装置「Lock-it!」の販売を開始した。同社が2005年6月より、情報漏えい対策として保守サービス業務で導入していたものを商品化した。

 Lock-it!は、PCやサーバの修理、保守を行う企業のIT担当者やサービス事業者を対象とした製品。HDDの動作試験などを行う診断機能やデータコピー、消去といった機能のほか、パスワードによるロック機能を備えている。

 Lock-it!にHDDを接続してパスワードを設定すると、このパスワードを入力しない限りHDD内のデータを読み取れなくなるため、HDD本体が紛失や盗難に遭ったとしても情報漏えいを防ぐことができるという。なお、パスワードを解除するには、別売りのパスワード解除機「UnLock!」が必要だ。

 Lock-it!はSCSI、ATA、SATAの各インタフェースに対応しており、価格は25万円。UnLock!の価格は10万円。NECフィールディングは同時に、パスワードロックと動作診断機能に絞り、インタフェースもATA/SATAのみに対応とした小型モデル「Lock-it!-mini」も10万円で販売する。

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