ネット上での顧客・取引先開拓にチャレンジ売ってなんぼ! 中小企業の顧客獲得作戦(1/2 ページ)

「顧客に購入いただく」――商売の基本はこの一言に尽きる。中小企業もネットを活用して顧客を拡大できる。消費者顧客を増やすには「ショッピングモール」を積極活用するのも手だ。

» 2005年11月10日 08時12分 公開
[木村玲美,ITmedia]

 商売の基本は顧客に買っていただいてなんぼです。最近では、実店舗だけでなく、インターネット上でも商いが盛んに行われるようになってきています。それを、企業消費者間取引をB2C(Business to Consumer)、企業間取引をB2B(Business to Business)、消費者間取引をC2C(Consumer to Consumer)という言い方をして大きく分類しています。今回は最初ですから最も分かりやすいB2Cのモデルに的を絞って、皆さんの会社の商品・サービスの販売にネットを生かせるか考えてみましょう。

B2C=消費者に商品・サービスを販売したい中小企業さん!

 企業消費者間取引B2Cの道具には、「ショッピングモール」と呼ばれるインターネット上の仮想商店街があります。今話題の三木谷浩史社長の楽天が運営する「楽天市場」、堀江貴文社長のライブドアが運営する「livedoorデパート」が代表的なものです。

 中小企業の皆さんがインターネットを介して一般消費者に商品・サービスを販売したい場合は、この「ショッピングモール」に出店する方法と、自社のホームページに買い物ができる機能を持たせてネットショップを開店する2通りの方法があります。

ショッピングモールに出店する

社長イメージ

 国内最大規模の楽天市場では4万軒以上の店が出店し、1400万アイテム以上の商品を取り扱っています。一般の売買だけでなく、フリーマーケット、オークション、共同購入などの機能も満載です。集客力も抜群で、多くの顧客でにぎわっています。

 ここに出店すれば「わが社の売り上げも倍増」と夢も膨らみます。が、ちょっと待ってください。商店街のにぎわいと個別の店舗の繁盛とは必ずしもリンクしません。実店舗でも同じですよね。店舗、商品に魅力がなければ顧客は素通りしてしまいます。そこで、販売戦略をきちんと立てることが重要になります。

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