サイボウズ ガルーン 2のアドレス帳に特化した「秘文」

日立ソフトは大塚商会らとともに、Webベースのグループウェア「サイボウズ ガルーン 2」のアドレス帳からの情報漏えい防止に特化した「秘文AE WebGuard for ガルーン 2」を開発した。

» 2005年11月15日 16時28分 公開
[ITmedia]

 日立ソフトウェアエンジニアリングは11月14日、サイボウズが提供するWebベースのグループウェア「サイボウズ ガルーン 2」のアドレス帳からの情報漏えい防止に特化した製品「秘文AE WebGuard for ガルーン 2」を発表した。大塚商会を通じて販売を開始する。価格は、1クライアント当たり4200円。

 サイボウズ ガルーン 2は、中堅企業から大企業をターゲットにした、ポータル機能も備えたグループウェア製品。これまでアドレス帳に対しては、アクセス可能か不可能かという二者択一での制御しか行うことができなかった。このため、アクセス不可能なユーザーには不便さを強いつつ、アクセス可能なユーザーはその情報をどのようにも利用できてしまうというリスクを許していた。

 秘文AE WebGuard for ガルーン 2は、そうした問題を解決するために開発されたツール。日立ソフトの情報漏えい対策ソフト「秘文AE WebGuard」を、サイボウズ ガルーン 2に対応させるべく、大塚商会のノウハウを加えてカスタマイズした製品だ。アドレス帳の情報の「参照」のみを許可し、クライアントPCへの保存やコピー&ペースト、印刷といった操作を禁止することで、利便性と情報漏えいの防止を両立させるという。

 また、サイボウズ ガルーン 2側の設定変更が不要なため、容易に導入できる点もメリットとなるという。

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