サイボウズ、CyDE2ベースの「サイボウズ ガルーン 2」販売開始

サイボウズは6月30日、中堅〜大企業をターゲットとしたグループウェアの新バージョン「サイボウズ ガルーン 2」の販売を開始した。

» 2005年06月30日 18時19分 公開
[ITmedia]

 サイボウズは5月の発表どおり、中堅企業から大企業をターゲットとしたグループウェアの新バージョン「サイボウズ ガルーン 2」の販売を開始した。価格は50ユーザーまでで63万円。

 サイボウズ ガルーンは、同社が開発、販売するグループウェア「サイボウズ Office/AG」の機能に加え、ポータル構築などの機能を提供する。バージョン2では、独自開発のデータベースを利用した「CyDE」に代わり、オープンソースのMySQLとPHPを採用した新フレームワーク「CyDE2」をベースにしている点が特徴だ(関連記事)

 新バージョンではほかに、システム運用管理を支援する機能が追加された。「ロール設定機能」が強化され、部署などの縦割り属性だけでなく、「役員」「社員」「派遣社員」などの横割りの属性を設定できるようになったほか、いつ、どのユーザーがログインし、どんなファイルをダウンロードしたかといったログを記録し、参照できる「ログ管理機能」が加わった。また、大規模企業での運用を想定し、管理作業の一部を他のユーザーに移譲することも可能となっている。

 さらに、パートナー各社が提供する製品との組み合わせも強化。NECの「CLUSTERPRO」、テンアートニの「LifeKeeper」、東芝ソリューション「DNCWAREClusterPerfect」といった、パートナー各社が提供するクラスタリングソフトと連携することで、システム全体の信頼性向上を図れるようになるほか、トレンドマイクロのウイルス対策ソフト「ServerProtect」との連携が可能となる。

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