Webサイトへの「不正侵入の事実は確認されず」、サイボウズが調査結果を公表

サイボウズは、不正アクセスを受けた疑いがあったことから同社Webサイトを一時閉鎖した件に関し、「侵入の事実は確認されなかった」という調査結果を公表した。

» 2005年11月16日 22時57分 公開
[ITmedia]

 サイボウズは11月15日、不正アクセスを受けた疑いがあったことから同社Webサイト(http://cybozu.co.jp/)を一時閉鎖した件に関し、「侵入の事実は確認されなかった」という調査結果を公表した。

 サイボウズは11月10日、チェックツールによる検査の結果、不正なプログラムが埋め込まれた疑いがあることからWebサーバをネットワークから切り離し、サイトの運用を一時停止した。この状態は、翌11日午前中に別のシステムでWebサーバを構築し直すまで続いた。

 同社は、Webサーバにrootkitが埋め込まれていた疑いがあることから、セキュリティ対策企業のラックに調査を依頼。15日になって明らかにされた調査結果によると、「ホームページからのウイルスの拡散、個人情報の流出、および弊社サイトコンテンツの改ざん・破壊の被害、不正侵入の事実は確認されず、またその可能性も極めて低い、と判断」できたという。

 同社は今回のインシデントを踏まえ、監視体制の構築などセキュリティ強化に向けた取り組みを継続するとともに、現在なお停止中のWebサイトの再開に向けて作業を進めるとしている。

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