「こっそりWinny」も検出、NTT Comが企業向けセキュリティ管理サービスを強化

NTTコミュニケーションズは企業向けのASP型セキュリティ管理サービス「OCN PCパトロール」の機能を強化し、Winnyの検出などを行えるようにする。

» 2005年12月01日 18時35分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は12月5日より、企業向けのASP型セキュリティ管理サービス「OCN PCパトロール」の機能を強化する。

 OCN PCパトロールは、端末の情報とセキュリティ状況を監視し、対策がなされているかどうかを把握できるようにするアウトソーシングサービス。NTT Comが専用エージェントソフトを通じて、企業のクライアントPCにセキュリティパッチが適用されているか、またウイルス対策ソフトが導入され最新の状態になっているかどうかをリモートから検査し、レポートとしてまとめる。オプションとして「ウイルスバスター月額版」を組み合わせ、スパイウェアの検出/駆除を行うことも可能だ。

 今回の機能強化では、Windows OSやWebブラウザに加え、メールソフトやオフィスソフトについてもソフトウェア情報とパッチ適用状況を把握できるようになった。さらに、PCにインストールされているソフトウェア情報を参照し、企業として許可していないアプリケーションが導入されていないかどうかを確認できる。WinnyをはじめとするP2P型ファイル共有ソフトについても、インストールの有無を監視し、結果をレポートする。

 OCN PCパトロールの利用料金は、初期費用が6300円。月額料金は従量制の「プランA」が1クライアント当たり525円、定額制の「プランB」が100クライアントで5万1450円から。NTT Comでは今後も機能を強化し、Windows Updateの自動更新が設定されているかどうかをチェックできるオプションを追加する予定。

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