日本HP、初の中小規模システム向けバックアップソフトを発表

日本HPは、同社初となる中小規模システム向けバックアップソフト「HP StorageWorks Data Protector Express」と、小規模環境向けのテープライブラリ装置「HP StorageWorks MSL2024」を発表した。

» 2005年12月08日 20時53分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月8日、中小規模システム向けバックアップソフト「HP StorageWorks Data Protector Express」(DPX)と、小規模環境向けのテープライブラリ装置「HP StorageWorks MSL2024」(MSL2024)を発表した。

 DPXは、「HP OpenView Storage Data Protector」の下位製品に当たる同社初の中小規模システム向けバックアップソフト。10台程度のIAサーバを使用するシステム用として設計しており、Windows、Linux、Netwareをサポートする。

 バックアップジョブを管理するバックアップサーバを分割したり、メディアサーバを追加することで、バックアップ性能を向上させることができるほか、定期的な差分バックアップをディスク上の仮想テープメディアに保持する仮想テープライブラリ機能などを搭載した。オプションにより、同社のテープドライブ製品に搭載されている災害復旧機能「ワンボタン・ディザスタ・リカバリ(OBDR)ソリューション」にも対応する。日本語GUIおよびマニュアル、1年間の電話による技術支援サービスも提供する。

 一方のMSL2024は、2Uサイズの筐体に24巻のUltriumメディアを格納できるテープライブラリ。Ultrium960使用時で非圧縮時最大容量9.6Tバイトをサポートし、小規模システム環境のバックアップをこの1台で行うことができるとしている。

 価格は、DPXが最小構成ライセンスで12万1800円、MSL2024が157万5000円から。共に1月下旬に出荷する。

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