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» 2005年12月19日 18時14分 UPDATE

MS、IBM、SAP、UDDIレジストリを停止

プロジェクト停止の決定はUDDIのネガティブな評価を裏付けるものだが、MSらは「目標を達成した」と主張している。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 Microsoft、IBM、SAPは1月12日にWebサービス向けUDDI Business Registry(UBR)プロジェクトを停止する。3社がWebで明らかにした。

 UDDIは公開ネットワークおよびファイアウォール内のどちらでも利用できるWebサービスディレクトリを設置するための仕様。その成功には以前から疑問が持たれており、今回の3社の決定は額面通りこうしたネガティブな評価を裏付けるものになるだろう。だが、これら企業はこの決定をそのように位置づけてはいない。

 Microsoftは、2000年9月に発表されたこのプロジェクトは、UDDI Webサービスディレクトリ仕様の相互運用性と「堅牢さ」を証明することを目指していたとプロジェクト停止に関するFAQで述べている。「この目標をはるかに上回る形で達成した。UBRは5年間運営され、5万を超える複製エントリを管理するUDDI実装の力を実証した」

 Microsoftによると、現在このレジストリにある情報は、「情報の提供を受けている個々のレジストリの条件に従って」扱われるという。

 「このサイトへの情報公開は2006年1月12日に停止され、新規の情報は受付されなくなる」(同社)

 SAPもIBMもMicrosoftと同様の主張をしている。

 「2000年の秋以来、UBRはUDDI仕様の3つのバージョンとそれに基づいたベンダーのソフトが開発される間、テストのための重要な資産だった。またUBRは初期のWebサービスビジネスアプリケーションのコンセプトを実証した」とIBMの発表文にはある。

 今回のプロジェクト停止はUDDIの当初の目的が失敗したことを示しているが、この仕様自体の目的が変わったとZapThinkの上級アナリスト、ジェイソン・ブルームバーグ氏は指摘する。

 「基本的に、UBRはUDDIの初期のビジョンの遺物だ。最初のビジョンでは、UDDIを企業が自動化された方法で互いにビジネスをするための標準としていた。企業が希望するやり取りの方法を提示し、その情報を探して、それを利用して関係を築くという考え方だった」とブルームバーグ氏。

 「言うまでもなく、これは企業のビジネスのやり方ではない――関係を築く上では常に人的要素が関わってくる。その結果、UBRは互換性参照実装に毛が生えたようなものになった。UDDIはむしろSOA(サービス指向アーキテクチャ)向けメタデータ管理標準になり、もはやUBRの必要性はほとんどなくなった」(同氏)

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