日本SGI、大規模ユーザー向けに情報漏えい防止ソリューションを拡充

日本SGIは、情報漏えい防止ソリューション「時限くん」を中、大規模ユーザー向けに拡充、「時限くんAg」として1月から販売することを発表した。

» 2005年12月26日 13時51分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは12月26日、情報漏えい防止ソリューション「時限くん」を中、大規模ユーザー向けに拡充、「時限くんAg」として1月から販売することを発表した。

 IT部門の主要な課題である情報セキュリティについて、同社では、守りに留まらない攻めのセキュリティコンセプト「Active Security」を掲げており、これを支えるドキュメントセキュリティの主要なソリューションの一つが「時限くん」、そして今回発表された「時限くんAg」となる。

 時限くんは、情報を暗号化して守るだけではなく、一定の時間が経過したらファイルを消去するソリューション。具体的には、オフィス文書、PDF、イメージファイルといった企業内に存在するファイルを、その形式を問わずに一定の日時や閲覧した回数、時間、受け取り後やオープン後の経過時間などを条件に自動的に消去できる。また、有効期限内における書き込み禁止、複製禁止、プリントスクリーンの禁止なども可能。

 従来の「時限くん」では、「時限くんライター」と呼ばれるによって時限化ファイルを生成し、ファイルの有効時限や利用回数、利用内容、利用端末などの規制を付与していた。しかし、数多くのクライアントを制御する必要のある中、大規模ユーザーからは、サーバ上で時限化ファイルを自動生成したいという要望があった。

 今回発表された「時限くんAg」はそのニーズに応えるもので、時限くんAgサーバとして設定したサーバ内で任意のフォルダを作成し、そのフォルダにファイルが格納されるとあらかじめ決めておいた規制をファイルに付加するというもの。 また、手動操作によるファイル格納だけでなく、外部システムとの連携も可能となっている。

 価格はオープン(参考価格は1サーバ10クライアントで220万円から)。

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