MSN Messengerのβ版装うウイルスに注意

F-Secureによれば、この手口ではMSN Messenger 8のβ版が流出したと称してウイルスをダウンロードさせ、マシンをボットネットサーバに接続してしまう。

» 2005年12月28日 08時41分 公開
[ITmedia]

 MSN Messengerのβ版を装った新ウイルスが出回っているとして、セキュリティ企業のF-Secureがブログに情報を掲載した。

 このウイルスは「msgr8beta.com」のサイトを通じて感染する。同サイトには「Messenger 8 BETA has been leaked!」(Messenger 8のβが流出!)と記載され、MSN Messenger 8には「多数の新機能」があると宣伝。リンクをクリックして「MSN Messenger 8 Working BETA」をダウンロードするよう呼び掛けている。

 しかし、このサイトからダウンロードした「BETA8WEBINSTALL.EXE」を実行すると、自分のマシンにインストール済みのMSN Messengerで全連絡先にあててダウンロード用のリンクを記載したメッセージを送信するほか、マシンをボットネットサーバに接続してしまうという。

 F-Secureでは、「MSN Messenger 8など(少なくとも今のところは)存在しない」として、だまされないよう注意を促している。

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