NEC、ディレクトリサーバ製品のLinux版を発表

NECはLDAP v3に対応したディレクトリ製品「EnterpriseDirectoryServer Ver5.0」のLinux版を発売した。Windows版のリリースから約1カ月遅れてのリリースとなる。

» 2006年01月27日 16時44分 公開
[ITmedia]

 NECは1月27日、LDAP v3に対応したディレクトリ製品「EnterpriseDirectoryServer Ver5.0」のLinux版を発売した。同製品は2005年12月にWindows版がリリースされていたが、約1カ月遅れてのLinux版リリースとなった。

 企業内に存在するシステムのID情報を統合するためディレクトリサーバソフトウェアである同製品は、バージョン5.0で利用者認証情報などの管理機能に加え、他のディレクトリ製品との双方向データ連携を容易にするためのデータ連携オプションを備えるなど、既存システムとの連携が容易になった。

 また、新旧2つのCSVファイルの差分情報からディレクトリデータを更新できるほか、一方向暗号化パスワード使用時にもほかのディレクトリ製品とのパスワード連携機能の強化、高負荷時の同時処理方式の改善など、従来製品と比較しほぼ同じメモリ使用量で最大約500倍の常時接続を維持できる。

 対応OSはRed Hat Enterprise Linux AS/ESのバージョン3または4のほか、MIRACLE LINUX 2.1/3.0。対応ハードウェアは同社のExpress5800/100シリーズ。

 価格は55万円からで、月額保守料金が6900円から。このほか、クライアントの経路にSSLを利用するための「SSLオプション」(20万円から)や、Active Directory、Sun Java System Directory Server、OpenLDAPなどとのデータ連携を行うためのオプションが用意されている。

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