Linux版電子カルテシステムの国内販売でミラクルほかが協業・製品化

米Twin Sunが開発した電子カルテ「MEDEX」とミラクル・リナックスのLinux「MIRACLE LINUX」がバンドルされた「MEDEX on MIRACLE LINUX」が販売。

» 2006年01月31日 11時44分 公開
[ITmedia]

 ミラクル・リナックスは31日、同社と米Twin Sun、エーゼット、3社による国内Linux版次世代電子カルテソフトウェア販売強化に向け、協業を発表した。

 この協業内容には、米Twin Sunが開発した電子カルテ「MEDEX」とミラクル・リナックスのLinux「MIRACLE LINUX」がバンドルされた「MEDEX on MIRACLE LINUX」シリーズの国内販売代理店における契約締結が含まれている。

 ミラクル・リナックスは、本発表について、「Linuxの特徴であるオープンソース・ソフトウェアにより、病院の運用にあわせて短期間でかつ容易にカスタマイズすることで、保険制度改正など外的要因によるシステム改修に対しても迅速な対応が可能となります」とコメントしている。

 MEDEX on MIRACLE LINUXには、GUIやカンファレンス機能を中心として、患者に関するデータを編集可能なグループウェア制御機能や自動履歴管理などを搭載。Linuxの特徴を生かし、画像オーダーや病床管理などのアプリケーションを標準装備している。なお、システムには、PHPを始めMySQL、PostgreSQLの採用、そしてオラクルデータベースとの直接連携もサポートする。

 「MEDEX on MIRACLE LINUX」の国内販売価格は、200病床で800万円。

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