米Websense Security Labsは、米Adobe Systemsのオンラインストアを装ったフィッシング詐欺サイトへ誘導する偽のメールがユーザーに送信されていると警告した。
米Websenseのセキュリティ情報分析機関Websense Security Labsは米国時間の2月10日、米Adobe Systemsのオンラインストアを装ったフィッシング詐欺サイトへの誘導を試みる偽のメールがユーザーに送信されているとし、注意を呼びかけた。
このフィッシングメールは、Adobeのオンラインストア「Adobe Store」をまねたWebサイトへのリンクを記載している。誘導先のWebサイトは、Adobe製品を非常に安い価格で購入、ダウンロードできるように見せかけており、ユーザーは買い物の決済をしようとする際にクレジットカードの情報を入力するよう求められるという。
偽サイトにはローカルにホストされたAdobe製品の受賞歴(Awards)へのリンクが張られているが、Websenseではサイトの本物らしさを強調するための仕掛けだとしている。フィッシングサイトは中国でホスティングされており、の警告を発した2月10日時点でも稼働中だった。
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