IBMはMicrosoft、HP、Sun Microsystems、BayStarの4社に対して召喚状を送付、各社とSCOとの関係などについて情報提出を要求している。
Linuxをめぐる米IBM対SCO Groupの訴訟に関連して、IBMがMicrosoftなど4社に対し、証拠文書の提出と法廷での宣誓供述を求める召喚状を送付した。
この問題を追っている法律サイトのGroklawは2月21日、召喚状の写しをサイトに掲載した。それによると、召喚状を送られたのはMicrosoftとHewlett-Packard(HP)、Sun Microsystems、および投資会社BayStar Capitalの4社。3月7日を期限として証拠文書を提出するよう求めている。
Microsoftに対する召喚状では、SCOのダール・マクブライド社長兼CEOとMicrosoftのスティーブ・バルマーCEOの間で2003年5月に交わしたやり取りの内容や、MicrosoftとSCOの合意事項などについて情報提出を要求。3月14日に証言期日が設定されている。
Sunに対しては、Sun UNIX製品のオープンソース化やSunによるSun UNIX製品のソースコード公開に関する情報、HPに対しては、HPとAT&T、USL、Novell、SCOが関与したUNIXソフト製品に関する合意事項についての情報提出を要求。
BayStarはSCOに一時出資していた投資会社。召喚状ではBayStarとSCOとの関係や、SCOに対する投資の内容などについて情報提出を求めている。
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