F-Secure、CeBIT会場で「Bluetoothハニーポット」をテスト

セキュリティ企業のF-SecureはCeBIT 2006開催中、同社のブースにハニーポットを設置し、1万台以上のBluetoothデバイスをスキャンした。

» 2006年03月16日 18時08分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ対策企業のF-Secureは3月16日、BluetoothのハニーポットをCeBIT会場で試験稼働させたことを明かした。

 同社のブースに設置されたハニーポットはCeBIT会期中に合計1万2500台のBluetooth搭載デバイスをスキャン。その中にはSymbOS/Skulls.aやEICARといったBluetoothウイルスファイルの存在も確認されたという。

 F-Secureによれば、このハニーポットは100メートルの到達距離を持ち、デバイスの名称を検知。そのデバイスが転送しようとするファイルを、ウイルスを含めてすべて受け取る設定がされていたという。ブースの場所からは、最大で100台以上のBluetoothデバイスが確認できたとブログで説明している。

 同社では、このハニーポットが完成すれば、セキュリティチェックポイントに置いてウイルスに感染したデバイスが通過しないようにするといった利用方法が可能になると述べている。

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